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巨人+
徳川 恒孝
公益財団法人徳川記念財団理事長、徳川宗家18代当主
明日の「この国のかたち」を思う(1/3)
徳川恒孝氏略歴
徳川宗家18代当主。
学習院大学政経学部卒業、元日本郵船(株)副社長。
公益財団法人徳川記念財団理事長。
WWF(世界自然保護基金)ジャパン会長。
Tabizu Intervew―Tsunenari Tokugawa
記憶・歴史に残るのは、はじまりとおわり あっぱれなる 江戸城退去
島田
最初に德川記念財団の趣旨・活動をお聞かせいただけますか。
德川
この財団を作ったのは、近世・江戸時代の評価をもう一度見直すためです。明治以降は封建的で暗くてもう度し難い地獄の様な時代であったとか、第2次大戦後は、左翼的教育によって、昔の封建領主がいかに悪い奴で、いかに農民が搾取され、それによって百姓一揆が起こったのだとか、喧伝されました。それに対して外国の学者たちがそうじゃないでしょうと言いだし、日本の学者たちとすったもんだした。それもあって財団をつくりました。(活動としては)ひとつは德川賞。德川時代を中心的テーマに書かれた本の中からベストのものを一年に一冊選び100万円ずつ差し上げるというものです。条件としてはあくまでも単著、著者がひとりであることが必要です。その前年、1年間に刊行された本の中から選びます。その選定は超一流の先生方にやって頂いております。優れた本が多い年には受賞作品が2冊になった時もありますし、対象作がないという年もありました。もうひとつは德川奨励賞というもので、これは、大学院を終えて近世をテーマに博士号を狙う博士課程の方を対象にしたものです。各大学から推薦して頂いて毎年5人の方に50万円ずつお渡しします。全部飲んじゃ駄目だよという条件付きでね(笑)。
また、東京都江戸東京博物館で毎年1回ずつ、德川の展覧会をやっていただくことにしています。去年は「日光東照宮と将軍社参」、その前は御三家じゃなくて、田安、一橋、清水の「徳川御三卿」の展覧会をやりました。
島田
そして理事長ご自身が各地でご講演をなさっている。
德川
江戸の話全般について講演しています。だから会津へ行けば会津の話を致しますが、そんな時には会津藩が持ってた精神構造について話します。会津の教育というのは、儒学であり、武士道であって、江戸期の教育の中でもとてもオーソドックスなものだと思いますね。
島田
その武士の精神構造がまた武士の美につながっているのですね。
德川
武家の美意識というものは、パリの軍事博物館に展示されている、あの西洋の甲冑に見られるような凄まじさや、機能だけを追い求め、いかに強くするかという機能美とは違うものです。日本の武具は、トンボの彫り物が付いていたり、小さな花の模様が付いていたりします。甲冑ではあるけれど、色んな生き物や花など、自然の物が必ず織り込まれている。また西洋のお城は町が全部城壁の中に入っているでしょ。日本のお城は、お武家様が入るものであって城下町は全然囲ってない。日本の戦というのはお武家様同士が戦うだけで、一般の市民は攻めて来たら皆逃げればいいわけです。西洋の戦はそれができない、民族全滅の戦ですね。その戦いの激しさ、凄まじさは日本にはないんですけど、その代わり、武家たちの美意識の強い戦いがあるわけです。
島田
それが江戸城明け渡しにもつながっているのですね。
德川
わずか5日ばかりでの立ち退きです。私的な場にあった物だけは一応持って出て、あとは全部置いて行きました。お金や町奉行所の犯罪の書類を含め政治に関わる公の物、将軍家伝来の宝物類もすべて。家康公は、駿府で身近に使ってらっしゃった物は、一番可愛い孫みたいな小さな男の子たちにお分けになった。それが駿府御分物。尾張様とか水戸様はその時のものをそのままお持ちでした。江戸のものは秀忠に受け継がれた。それらを全部そのまま天皇家にお譲りをして江戸城を出たわけです。
島田
それらの宝物が天皇恩賜により現在の東京国立博物館となる帝国博物館の所蔵品となるのですね。
德川
書物も紅葉山文庫(江戸城内の紅葉山に設けられた将軍のための図書館)をはじめ皆国立中央図書館と公文書館に行きましたね。
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関連書籍
『江戸の遺伝子』
徳川 恒孝氏著書
PHP研究所発行
『日本人の遺伝子』
徳川 恒孝氏著書
PHP研究所発行
編集後記
失われた時をもとめてのススメ。モノの価値の置き方を少し変える。日本を支えてきた家族、何々家という家をどうするのかと皆で考えた方がいい。地域のチカラの蓄積は、地域の文化・精神構造、社会資産、自然のパッケージ。学識、見識は地方にあった。江戸時代には庄屋さんとか、豪商とかの文化水準は凄まじい。カギは地域に!
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■前回:松岡 正剛
ニッポンの社会遺産を考える。
■次回:籔内 佐斗司
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