アンコールの王たちはインドから来たとも言われる。クメール王朝と抗争を繰り広げたベトナムのチャンパ王国の王も、また同じとも言われる。つまり支配者と被支配者は、民族が異なる。よって多神教なるヒンドゥー教を持って、各地の土着の信仰との融和や習合を図ったとも考えられる。そしてインドとは、ガンジス河流域である。石造りの都市設計や、用水池の建設技術等の文明が持ち込まれた。ここにも古代日本とかさなりあう近さが感じられる。