浅き夢見じ 酔ひもせず 花のしたにて春しなむ

2013年5月2日

万環百話

浅き夢見じ 酔ひもせず
本から始まる旅(22)
平安末期武士を捨て、出家し旅する歌人となる西行(1118−1190)。武士の佐藤義清時代から、平氏の清盛、源氏の義朝は友であり、奥州藤原氏は親類。西行は、京、吉野、鎌倉、平泉を旅する。その武家三氏の主家はともに消滅。散る花を、無常の花を西行は詠い続ける。「花みれば そのいはれとは なけれども 心のうちぞ 苦しかりける」(西行)。いわれなき西行の心情を辿れる本が「極・飛鳥」と「平泉藤原氏」、誘う旅が三重・伊勢と岩手・平泉。
本から始まる旅
浅き夢見じ 酔ひもせず 花のしたにて春しなむ

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