中国・武当山古建築

2013年4月25日

世界遺産+

中国・武当山古建築
Ancient Building Complex in the Wudang Mountains

Danjiangkou City, Hubei Province
      

調

和とは運動であると知る

      

中国湖北省西北部にある武当山は、道教の神真武大帝ゆかりの地で、30以上の道教寺院が点在する。少林寺とともに中国2大拳法で、太極拳の原点といわれる武当拳が生まれ、北の少林寺、南の武当山といわれる。明の永楽帝は、北京の故宮・紫禁城とともに、標高1600mの頂に大伽藍群を建造。朝日で金色に輝く金殿は、
鋳造した建材を北京から運び山頂で組み上げた、銅20トン、金メッキ用の黄金300キロを使ったという。
©2013 UNESCO
  • 奈良・金峰山寺

    良・吉野町にあり、役行者(634−701)が開き、役行者が大峰山・金峰山での修行で出会い感得した、神仏が習合する蔵王権現を本尊に祀る修験道の本山寺院。平安時代、真言宗の僧で、京都・醍醐寺を開いた聖宝(832−909)が参詣道やお堂を整備。本堂・蔵王堂には、青色極彩色に憤怒の相の7m余の秘仏本尊・金剛蔵王権現が三体安置される。           

  • 奈良・吉野

    野は金峯山の登山口として栄えた。役行者は、火焔を背負い、頭髪は逆立ち、目を吊り上げ、口を大きく開き、恐ろしく怒る面相で、片足を高く上げて虚空を踏む蔵王権現像を桜の霊木で彫像し、山上ヶ岳と吉野山に祀る。以来ご神木として多数の桜が植樹され、吉野は桜の名所となる。文禄3(1594)年の春、秀吉は家康ら諸大名とともに、花見の宴を吉野で開催する。

  • 奈良・吉野水分神社

    野町子守地区にあり、もとは吉野の山の最深部にあったといわれ、大和国の4つの水分社の一つとして古くから信仰された神社。平安中期から子守明神とも呼ばれ、豊臣秀吉が参詣して文禄2年(1593)に秀頼を授かったといわれる。現在の社殿は慶長9年(1604)に秀頼により創建された。常に循環し巡る水にこそ生命(いのち)が宿る。               

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