韓国・慶州歴史地域

2013年4月24日

世界遺産+

韓国・慶州歴史地域
Gyeongju Historic Areas

Gyeongju City, Gyeongsangbuk-do Province
      

帝の土木と釈迦の思想がかさなる

      

韓国南部の慶州は、紀元前1世紀からの新羅王朝千年の都。建国神話の初代王が降臨したとされる南山に、大きな磨崖仏から小さな石像までが残り、朝鮮半島統一をはたした文武王の海中陵をはじめ、王侯貴族の古墳の数は200にのぼる。13世紀モンゴル軍の襲撃で焼失した朝鮮史上初の女帝善徳女王が建立した九重塔は礎石が残り、王侯貴族が詩や舞を楽しむ遊興の場、雁鴨池も再建され、遺跡出土品は、国立慶州博物館で所蔵展示されている。
©2013 UNESCO
  • 熊本・阿蘇火山博物館

    本・阿蘇山、草千里にある博物館で、火山に関連する溶岩が体系的に展示紹介され、天候不良でも火口に設置されているカメラで常時火口の状況が観察でき、火口の音も聞ける阿蘇山の学習施設である。阿蘇山の太古の大噴火は、九州全土に造形に適する良質の石を供給し、装飾の顔料となる土を生んだ。九州の装飾古墳、岩壁・石造彫刻の歴史は阿蘇山に由来。

  • 大分・熊野磨崖仏

    分国東半島の豊後高田市にある平安後期の磨崖仏。田原山山麓の駐車場から300m、熊野神社に向かう手作りの急な石段の山道の岩壁に、8mの半身像の不動明王像と高さ約6.8mの半身像の大日如来像の2像が並ぶ。磨崖仏は岩壁を浮き彫る。山自身を神や仏と見れば、磨崖仏は山を表すレリーフ。また国東の岩壁質は造形に適した。。             

  • 奈良・飛鳥資料館

    良・明日香村にあり、奈良文化財研究所による発掘成果を中心として、古代飛鳥の歴史と文化を紹介している。高松塚古墳出土品、石神遺跡出土の石人像・須弥山石などの重要文化財や、飛鳥寺塔心礎埋納品など貴重な考古資料を多数展示。倒壊したまま発見され、保存処理後に復元展示が実現した山田寺回廊も見逃せない。春秋には特別展も。        

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