インドネシア・ボロブドゥル寺院遺跡群

2013年4月24日

世界遺産+

インドネシア・ボロブドゥル寺院遺跡群
Borobudur Temple Compounds

Regency of Magelang, Province of Central Java
      

体曼荼羅

      

4世紀北インド全域を支配するグプタ朝は、ゼロの概念やガンダーラの影響を受けた純インド的な造形性を生む。インドネシア・ジャワ島中部標高2930mムラピ火山が囲む平原に建つ8世紀の大乗仏教寺院遺跡。シャイレンドラ朝が建立した115m2、高さ35mの世界最大級の仏教遺跡は、回廊に洗練されたグプタ様式の浮彫を施し、ピラミッド状に四角い土台と円形の石積みを組み合わせ、仏塔頂上の中心に大日如来を置かず空の思想を表す。
©2013 UNESCO
  • 和歌山・金剛峰寺

    歌山県北部、周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地に位置する高野山にある高野山真言宗総本山の寺院。僧侶、書道家、著作家そして灌漑事業などを行う社会事業家の弘法大師空海は、弘仁7(816)年高野山を賜り、長安・青龍寺で恵果に学んだ密教の曼荼羅世界の造形をはじめた。その密教思想は、インドから東南アジアを経る。

  • 京都・教王護国寺(東寺)

    が平安京に遷都され、都の正門・羅城門の東で都の左京と東国を守る寺として796年に建立された。後に嵯峨天皇(786−842)より弘法大師空海に下賜され、真言密教として栄える寺院。国宝五重塔は、日本の木造仏塔として一番高い。現在の五重塔は、江戸時代第3代将軍徳川家光が寄進したもので、その中央の心柱は密教の大日如来を見立て祀る。

  • 徳島・霊山寺

    島・鳴門にあり、釈迦如来を本尊として祀り、四国八十八箇所霊場の第一番札所。
    7世紀聖武天皇の勅願で寺院が開かれ、唐から帰国した弘法大師空海が、弘仁6年(815)に21日間修行し、釈迦が法華経などを説いたインド西北部の霊鷲山(りょうじゅせん)につながる霊験を感得したとして、霊山寺と名をつけ、霊場の第一番札所としたといわれる。

インドネシア・ボロブドゥル寺院遺跡群

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