ベトナム・ハノイのタンロン皇城の中心区域

2013年4月24日

世界遺産+

ベトナム・ハノイのタンロン皇城の中心区域
Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long – Hanoi

      

トナム最初の民族王朝

      

1世紀ギリシャ系商人によりインド・中国航路が開かれ、8世紀からアラブ、イランのムスリム商人が中国との海上交易に参加し、10世紀から中国を結ぶ陶磁の道が出来る。一方10世紀唐の滅亡・中国国内の興亡にともない、ベトナム最初の民族王朝が誕生。ベトナム・ハノイに、中国支配時代の遺構の上に、11世紀ベトナム王朝の新しい都昇龍(タイロン)に造られた皇城の遺構が、2003年に発見された。四方には守護神殿が築かれていたという。
©2013 UNESCO
  • 鹿児島・薩摩伝承館

    摩が実効支配する琉球王国は、中国・清の海禁や日本の鎖国で14〜15 世紀ベトナムのチャンパと交易をする。鹿児島・指宿にあり、薩摩や中国の美術品を中心に、幕末から明治にかけて輸出された薩摩金襴手で構成されたコレクションを所蔵するミュージアム。朝鮮陶工が創始し、江戸時代に多様性あふれる焼き物へと育まれた薩摩焼が詳しく紹介される。

  • 佐賀・佐賀県立九州陶磁文化館

    賀県有田町にあり、肥前陶磁を中心に九州全域の陶磁器を収集し、九州陶磁の歴史や時代の特徴などをわかりやすく展示する博物館。第3展示室は、肥前古唐津をはじめ初期伊万里、柿右衛門様式、鍋島藩窯の磁器の名品が展示される。第4展示室では、江戸時代に、オランダ東インド会社を通じ輸出されヨーロッパの王侯貴族を魅了した古伊万里が展示される。

  • 石川・石川県立美術館

    沢城、兼六園に面し、野々村仁清作の国宝色絵雉香炉はじめ、江戸時代に全国から文人、工芸の達人を招き開発した金沢の究極の美を伝える名品を所蔵し展示する美術館。明治6年(1873)のウィーン万博で注目された日本の伝統工芸は、明治政府の殖産興業の政策で輸出奨励品目となる。当館の第5展示室では、当時の輸出用の作品が紹介される。      

ベトナム・ハノイのタンロン皇城の中心区域

記事へのコメント欄

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA


会員登録をして、社会遺産学芸員になりませんか?
登録を行うと、こんなことができるようになります。
1.会員限定の記事をご覧いただけます。
2.あなたのお住まいの地域の情報を、サイトで発信できるようになります。
社会遺産学芸員に登録する