タイ・バーンチエン遺跡

2013年4月23日

世界遺産+

タイ・バーンチエン遺跡
Ban Chiang Archaeological Site

Udon Thani Province
      

代の稲作文化を伝える

      

タイ東北部ウドーンターニー県のバン・チェン村の古代遺跡。古代墳墓跡が発掘され、独特の渦巻きの幾何学模様をもつ彩色土器が発見された。紀元前3000年まで遡ぼれ、初期の黒色土器には、焼締の際に割れること防ぐために籾殻が混ぜてある。当時稲作が行われていた可能性も示唆する。またバン・チェン村には、塩を含む土から漉し煮込んで塩を取り出す製塩法が受け継がれていて、古代に既に製塩が存在していた可能性も高い。
©2013 UNESCO
  • 青森・三内丸山遺跡

    森の八甲田山から続く緩やかな丘陵の先端、沖館川右岸の河岸段丘上にある縄文時代前期中頃から千年以上つづいた大規模集落遺跡。住居群や倉庫群の他3層の掘立柱建物が再現されている。発見された土偶は板状のもので縄文後期以降の立体的なものとは異なる。またDNA鑑定からクリやくるみ、ごぼうや豆の植物が栽培されていたと判明する。    

  • 青森・青森県立美術館

    内丸山遺跡に隣接し、青木淳が設計した地下2階、地上2階の都会的でありながら、土の大きな溝に凹凸の白い構造体を被せ、遺跡との一体化をはかる美術館。縦9m、横15mのシャガール作バレエ「アレコ」の舞台背景画3点をアレコホールという空間で一度に見ることができ、高さ8.5mの奈良美智作の「あおもり犬」が野外にインスタレーションされる。

  • 青森・青森県立郷土館

    青森銀行本店の建物に、明治100年を記念して1973年に開館し、三内丸山遺跡、遮光器土偶のつがる市亀ヶ岡遺跡などの県内の考古遺跡を紹介する。また世界遺産登録の白神山地などの自然の分野や、青森の歴史・民俗・産業の分野もわかりやすく展示。そして津軽海峡を超えて、古代人が交流した歴史を伝える。                  

タイ・バーンチエン遺跡

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