タイ・スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町

2013年4月23日

世界遺産+

タイ・スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町
Historic Town of Sukhothai and Associated Historic Towns

Sukhothai and Kamphaeng Phet Provinces
      

大な視野を持つ観音菩薩像

      

13世紀モンゴルの雲南侵入で南下したタイ人は、カンボジア・クメール王朝の弱体化に伴い独立国家を立てる。タイ・バンコクの北440km、タイ北部南端にある古都、幸福を生む街、スコータイ。タイ史上最初の王朝の三代王ラームカムヘンは、利水事業の整備、タイ文字の発明に取り組み、仏教振興につとめる。王宮寺院ワット・マハタートには、先端に蓮のつぼみをつけたスコータイ独自の仏塔、煉瓦列柱の中心に大仏像などが造営された。
©2013 UNESCO
  • 奈良・長谷寺

    良の大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山にあり、150種類以上、7,000株の牡丹が有名で「花の御寺」と称される。7世紀に初瀬山に三重塔が建てられ、8世紀に徳道上人(656−735)が、10mを超す大木で本尊の十一面観音像を造像して祀り、その歴史がはじまる。平安時代、観音霊場として貴族の信仰をあつめ「源氏物語」などに登場する。

  • 福島・恵隆寺

    島・会津坂下町にあり、本尊千手観音を祀る。6世紀渡来僧が修行の庵を結び、7世紀には寺院が作られ、9世紀以降観音信仰を広めた。鎌倉時代、日本最大級の一木造で総高8.5m、42本の手を持つ千手観音像が観音堂内に安置され、以降浄土へ導くコロリ観音として多くの人の信仰を集めている。また立木の一木彫の仏像としては、日本最大級。   

  • 京都・泉涌寺

    都・東山の泉涌寺山内町に、釈迦、阿弥陀、弥勒の三世の如来が、本尊として祀られ、江戸時代の後水尾天皇から孝明天皇までの歴代天皇が葬られている。国指定の重要文化財楊貴妃観音は、13世紀の中国・南宋から請来し楊貴妃観音堂に安置されている。作風、材質など、明らかに日本の仏像とは異なり、宝冠などは豪華華麗に装飾されている。   

タイ・スコータイの歴史上の町と関連の歴史上の町

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