ネパール・仏陀の生誕地ルンビニ

2013年4月22日

世界遺産+

ネパール・仏陀の生誕地ルンビニ
Lumbini, the Birthplace of the Lord Buddha

Lumbini Zone, Rupandehi District, Western Terai
      

多く造形された仏伝場面

      

ブッダが生まれた場所とされるルンビニには、古代インドを統一したマウリア朝のアショーカ王(BC268年頃—BC232年頃)による、ブッダ誕生地を聖地とするための記念碑が立つ。石柱の碑文に、王が自らルンビニを訪れ、村では税金を免除することが記されている。しかしルンビニは、12世紀以降インドがイスラーム王朝に支配され放棄される。19世紀になりイギリス人考古学者が古い寺院の遺跡を発掘して歴史上に蘇る。
©2013 UNESCO
  • 神戸・摩耶山天上寺

    戸の摩耶山にある釈迦の生母、摩耶夫人を本尊と祀る日本唯一の寺院。大化2(646)年、孝徳天皇の勅願によりインド渡来の法道仙人が開く。9世紀中国・唐から空海が摩耶夫人尊像を持ち帰り、同寺に祀ったことから摩耶山という。鎌倉末期播磨の赤松円心軍がこの山で鎌倉幕府軍を破り、修験者が山岳修行した山内は、摩耶山歴史公園として整備される。

  • 東京・東京国立博物館

    京・上野にある1872(明治5)年創設の日本最古の博物館。日本と東洋の文化財の収集保管、調査研究をし、展示紹介する。明治11(1878)年に奈良・から皇室に献納された宝物300件あまりが法隆寺宝物館で展示紹介される。ルンビニ苑で釈迦が摩耶夫人の腋下から誕生した仏伝の一場面を造形化した7世紀飛鳥時代の摩耶夫人像がある。         

  • 奈良・法隆寺

    都・奈良斑鳩町に7世紀初め聖徳太子が創建。現在の建物は7世紀後半頃からの再建とされる。金堂壁画は、インド・アジャンター石窟群や敦煌莫高窟の壁画と共にアジア古代仏教絵画の代表。4世紀北インドに誕生した大王国グプタ国でオリエントから伝わった造形性がインド化された。この壁画にはグプタ様式のアジャンター石窟群と類似性がある。     

ネパール・仏陀の生誕地ルンビニ

記事へのコメント欄

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA


会員登録をして、社会遺産学芸員になりませんか?
登録を行うと、こんなことができるようになります。
1.会員限定の記事をご覧いただけます。
2.あなたのお住まいの地域の情報を、サイトで発信できるようになります。
社会遺産学芸員に登録する