府盆地の笛吹川が流れる扇状地、山梨市では、灌漑用水を整備し、ジベ液で手を桃色に染めて、一房ごとに手間をかけて育てる果樹園で、4月中旬から10月下旬まで、品種ごとのぶどう狩りが楽しめる。各農園食べ放題で、大人1,000円前後、小学生未満は半額、3歳以下無料。巨峰狩りは、試食500円・お持ち帰り1kg当たり1,200円前後が主流。　　　　　　　　　　　　　

にかけて見頃となる赤ワイン用のメルロー、ピノーノワール、カベルネソービニヨン、ブラッククイーンや、白ワイン用のセミヨン、甲斐ブランなどワイン酒造用のブドウ園がある本園には、ぶどうや桃などの甲斐の八珍果をはじめとし、約190品種、約6000本の果樹が栽培されている。クリや柿、アケビのような野山の果実も目にすることができ、日本の山里の秋も楽しめる。

梨県産の生よもぎ100%使用の草餅。フルーツ公園の近くに、天皇御献上品として大臣賞を受賞した名代草餅の早川製菓がある。山梨県の現代の名工にも選ばれ、創作和菓子も芸術性、なごみのバランスが素晴らしい。月曜日が定休で、朝8時に開店し、売り切れ次第で閉店だ。フルーツ、ワインもいいが、お茶と和菓子はまた秋の味わいを深める。

道王、根津嘉一郎の美の思想、その原点を語り継ぐ本記念館は、11月中旬、開館時間を延長し館内紅葉をライトアップして、赤や黄色に色づいた木々を眺めながら、気楽にひとときお茶を楽しむお茶会も開催。平成25年度は、国民文化祭事業として大茶会が11月2日、3日の両日開催される。