9月、たっぷりと十万石まつり!

2013年4月4日

秋の旅プラン:加賀

9月、たっぷりと十万石まつり!
発祥地ならでは「古九谷大皿みこし」町内曳き回し。北前船の里資料館を起点に、加賀のUMAMIをたっぷりと味わう旅
  • マルヤ水産
    マルヤ水産
    住所:石川県加賀市田尻町浜山2-11
    Tel:0761-75-2013

    橋立港の目前に位置し、地元橋立港の鮮魚、蟹などの海産物を販売するお店。夏場の天然岩牡蠣、冬場のずわい蟹。橋立産を中心に「味」と「鮮度」を吟味して販売。そしてマルヤ特製の自家製干物はオススメで、他産地でも美味しいと思われる物を取り揃える気っ風の良さが嬉しい。8,300カンデラの加佐の灯台に守られた海の幸に出会える。                              

  • 加賀橋立
    加賀橋立
    住所:石川県加賀市橋立町
    問合せ先Tel: 0761-72-7888(加賀市教育委員会文化課)

    な黒い塀に、見越しの松の町並。橋立町は江戸から明治期、蝦夷や大阪などから物資を運ぶ北前船交易で富を築いた船主の屋敷が建ち並ぶ。淡緑青色の石垣は、越前・足羽山で採掘され、全国に北前船で出荷された笏谷石(しゃくだにいし)。黒塀に船底の板を再利用することもあった。船主の実像は、美の造形にも現れる。しっかり見分けてムダにしない。

  • 北前船の里資料館
    北前船の里資料館
    住所:石川県加賀市橋立町イ乙1-1
    Tel:0761-75-1250

    前船の船主とは?どちらかというと他の菱垣廻船や樽廻船のように運搬を主体にしていた船とは異なり、売買を主体にしていた点がいわゆる「北前船」船主の特徴である。船が時化(しけ)て沈むだけではなく、商品相場が沈むリスクも引き受けていた。まさに「銭の世」に身体(しんたい)と身代(しんだい)をかけて、北海道・蝦夷から大坂をつなぐのだ。そして彼らの覚悟でかせぐ銭が、本家加賀藩の10分の1の石高の大聖寺藩(だいしょうじはん)を支えた。本館ではその仕組みも知れる。

  • 十万石まつり
    十万石まつり
    問合せ先:十万石まつり実行委員会
    Tel:0761-72-0463

    祖利治公を慕い、名陶「古九谷」発祥地の産業振興を願い、毎年9月第2土・日曜日に開催されるお祭り。昼には人間国宝 灰外達夫氏作「古九谷大皿みこし」の町内曳き回し、夜には祭り会場で、100個近くの提灯を取り付けた「万燈みこし」の担ぎ上げ。そして大聖寺藩を「銭の世」で身体と身代をかけて支えた北前船船主の面影を重ねると彩が深まる。                                                                            

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