秋、生命のゆらぎに酔う奇絶峡の紅葉

2013年4月4日

秋の旅プラン:田辺

秋、生命のゆらぎに酔う奇絶峡の紅葉
江津良えづらの海」所蔵の田辺市立美術館を起点に巡る紀州田辺。クオリア、主観的体験による質感を必ず満喫できる旅
  • 奇絶峡の紅葉
    奇絶峡の紅葉
    住所:和歌山県田辺市上秋津
    問合せ先Tel:0739-26-9929(田辺観光協会)

    家 原勝四郎が生まれ育った和歌山県田辺市は、太平洋に面した田辺湾を望み、黒潮の影響により、冬は暖かく、夏は比較的涼しい温暖なところ。田辺市の会津川の上流にある奇絶峡は、ユニークな形をした大小無数の奇岩がいたるところに点在。特に秋の紅葉の時期には、自然大地の運動が造り出し、磨き深めた渓谷美を身体もこころも存分に楽しめる。

    ※画像:田辺市観光振興課

  • 田辺市立美術館
    田辺市立美術館
    住所:和歌山県田辺市たきない町24-43
    Tel:0739-24-3770/span>

    勝四郎作「江津良(えづら)の海」所蔵の本館は、江戸時代後期「大坂の知の巨人」と言われた町人学者の木村蒹葭堂(けんかどう)などの文人画も所蔵する。蒹葭堂、秋山訪友図。文人画とは描くことを本旨するのではなく、絵心をもって知識の理を伝えるもの。子供時代病弱だった蒹葭堂は、医学・実学の本草学をよく学ぶ。田辺・熊野の秋には、はかなき生命(いのち)を育むその理が満ちている。

               

  • 紀州備長炭、紀州備長炭記念公園
    紀州備長炭、紀州備長炭記念公園
    住所:和歌山県田辺市秋津川1491-1
    お問合せ先Tel: 0739-36-0301(道の駅)

    辺の自然の豊かさを表す名産品。ウバメガシを原料とする良質の木炭で、炭の最高傑作である。そして紀州備長炭は、脱臭効果が素晴らしく冷蔵庫や炊飯器の脱臭材としても使われる。国内外から高い評価を受ける備長炭の製炭技術、文化を伝承するのがこの記念公園。木炭の歴史、芸術性を展示紹介し、園内の炭焼き釜では昔ながらの製法の炭焼きを行う。 

  • 南方熊楠旧邸 南方熊楠顕彰館
    南方熊楠旧邸 南方熊楠顕彰館
    住所:和歌山県田辺市中屋敷町36
    Tel:0739-26-9909

    宅の書斎に顕微鏡を置き、昼も夜も標本を調査した世界的博物学、生物学者 南方熊楠。田辺市の熊楠顕彰館に隣接する旧邸には、研究園とした庭が残り、新種の粘菌を発見した柿の木が残る。粘菌は動物的性質と植物的性質の両方を持ち、生命循環を繰り返す。鎮守の森こそ生命の森の象徴であり、小さきものにこそ世界がある、と伝え続けた熊楠の面影を偲ぶ。

秋、生命のゆらぎに酔う奇絶峡の紅葉

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