10月、洛中洛外図屏風の謎を解く時代祭!

2013年4月3日

秋の旅プラン:京都

10月、洛中洛外図屏風の謎を解く時代祭!
応仁の乱後の都振りを語る洛中洛外図にかさね、「室町幕府執政列」を観覧。真の発注者、足利義輝の質感がうかがえる旅
  • 野村美術館
    野村美術館
    住所:京都市左京区南禅寺下河原町61
    Tel:075-751-0374

    くから別荘が建ち並ぶ風雅で静かな東山の南禅寺畔にある当館は、野村證券、旧大和銀行などの創業者で「得庵」と号した茶人・野村徳七のコレクションであった茶道具・能面・能装束をはじめ、得庵の遺作も含めて約1500点を所蔵している。徳七は、能楽・絵画・書跡に堪能で、造園にも非凡な才能を発揮した近代の数寄者。                                  

  • 細見美術館
    細見美術館
    住所:京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
    Tel:075-752-5555

    中洛外図屏風とともに近世風俗画の代表作、当館所蔵の重要文化財「豊公吉野花見図屏風」(展示期間未定)。権威・権力を手中にした秀吉の華やかなる大茶会を、詳細に華麗に描いている。東山が一望できる「古香庵」を併設する当館は、「ものの形の厳しさと甘さがわかる」といった実業家・細見良より、3代に渡って収集された日本美術の優品を展示紹介する。

  • 京都国立博物館
    京都国立博物館
    住所:京都市東山区茶屋町527
    Tel:075-525-2473(テレフォンサービス)

    山にある当館は、1603(慶長8)年、出雲の阿国が北野社の能舞台を代用して始めた「歌舞伎踊り」を描いた「阿国歌舞伎図」を所蔵。刀を肩にかけたかぶき者、柱のそばに坐す茶屋のかか、頬かむりをした道化役の猿若。阿国歌舞伎の代表的演目「茶屋遊び」だ。囃座も三味線もなく、笛、小鼓、大鼓、太鼓ばかりの、歌舞伎の初期的様相が描かれる。

  • 時代祭
    時代祭
    問合せ先:京都市観光協会
    Tel:075-752-7070

    中洛外図屏風にかさなる「室町幕府執政列」と「室町洛中風俗列」が登場する時代祭。明治28(1895)年、平安遷都1100年を記念して、平安神宮の運営保存のために、市民が平安講社を組織し始まった祭である。祭の10月22日は、桓武天皇が延暦13(794)年に長岡京から平安京に都を移した日である。                      

10月、洛中洛外図屏風の謎を解く時代祭!

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