秋の旅プラン:信楽
10月、まちなか芸術祭 セラミックが宇宙を飛ぶ時代。日常のまちなかをアートで非日常に焼き上げる。歴史が技で描く未来を体験する旅 |
-
MIHO MUSEUM
所在地:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
Tel:0748-82-3411ルーブルのガラスのピラミッドで知られるI.M.ペイが、桃源郷をテーマに設計した美術館。所蔵品は、エジプト、ギリシア・ローマ、ペルシア、中国などの古代美術と、仏教美術、茶道美術などの日本美術からなり、常時約250点を公開している。館内には、オリジナルグッズを揃えたミュージアムショップや、無肥料・無農薬の厳選食材を使用した喫茶、レストランがある。
※画像:「仏立像」 2世紀後半
パキスタン・ガンダーラ 高250cm
-
国史跡 紫香楽宮跡 内裏野地区
住所:滋賀県甲賀市信楽町牧・黄瀬
Tel:0748-82-2345(信楽町観光協会)仏教経典は難解だが、仏像はわかりやすい。聖武天皇は、宇宙の真理を説く華厳経の造形化を目指す。天平12(740)年、聖武天皇は京都府木津川市の恭仁宮に遷都し、その離宮として紫香楽村(しがらきむら)に造営された。そしてここで盧舎那仏(大仏)が鋳造された。華厳経は、思想・哲学である。大仏はわかりやすく、その大きさは思想の大きさ伝えるためだった。
-
滋賀県立陶芸の森
住所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
Tel:0748-83-0909当館は、信楽の市街地を見下ろす丘陵にある。敷地内に遊歩道が巡らされ、この施設で焼かれた大物の陶芸作品が野外展示されている。豊かな森林と奈良時代の紫香楽宮などの歴史が重なり、素朴さのなかに日本文化の面影を表現する陶工たちを育てている。甲賀信楽の土は、耐火性に富み、腰が強く「大物づくり」に適す。ではなぜ大物をつくるのか?