冬の旅プラン:福岡
11月、ライトアップウォーク千年煌夜 官兵衛の黒田家と由来の地を、福岡県立美術館を起点に巡る。ライトアップされる寺社に歴史群像の質感を求める旅 |
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福岡県立美術館
住所:福岡市中央区天神5-2-1
Tel:092-715-3551福岡藩の藩主の肖像画等を制作した御用絵師、尾形家。幅広く先例を研究し、着実に絵師の家系をつないだ歴史をつたえる「尾形家絵画資料」を当館は所蔵する。また藩名の福岡はこの地にはもともとない。関ヶ原の後、黒田家が筑前に移り、那珂川に沿う福崎丘陵に城を築き、先祖ゆかりの西国一の賑わいの備前福岡を城名としたことからはじまる。
※画像:尾形洞谷 「竹虎図」
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福岡市埋蔵文化財センター
住所:福岡市博多区井相田2-1-94
Tel: 092-571-2921福岡は古くから対外交渉の門戸として栄えた地で、1000カ所あまりの遺跡がある。当センターでは弥生時代の「奴(な)国の時代」と「中世都市博多」のテーマで常設展示を行っている。中世には日本最大の国際貿易港「博多」があり、遺跡からは大量の輸入された陶磁器が見つかっている。多数の陶磁器を埋めた穴もあり、発見された状況で展示されている。
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福岡市博物館
住所:福岡市早良区百道浜3-1-1
Tel:092-845-5011当館では対外交流史を中心に展示が構成されている。目玉は「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」の国宝金印。弥生時代「奴(な)国」の王が中国皇帝から贈られ、中国の史書「後漢書」に記載される西暦57年「倭奴国が貢を奉じて朝賀した」という記述を裏付ける物証である。金印は漢王朝が東夷南蛮の王に与えたとされる蛇の鈕を鋳造したもので、貴重な文字資料でもある。