5月、黒船祭で変身、幕末体験!

2013年4月2日

春の旅プラン:下田

5月、黒船祭で変身、幕末体験!
龍野藩主脇坂安宅わきさか やすおりは、初代駐日領事ハリスの江戸城来訪の際の老中。ハリス記念館を起点に幕末の苦心を知る旅
  • ハリス記念館(玉泉寺境内)
    ハリス記念館(玉泉寺境内)
    住所:静岡県下田市柿崎31-6
    Tel:0558-22-1287

    野藩主脇坂安宅(わきさか やすおり)は、ペリー来航時は京都所司代、初代駐日領事ハリスの江戸城来訪の際は老中である。大統領親書を手渡す将軍謁見。安政3(1856)年来日後、1年以上の艱難辛苦を超えた冬の日の大きな転換点だった。本館所蔵のハリスの愛用品や柿崎村名主・浜田与平冶の日記が、その実直なる人柄と苦難を語る。

  • ハリスの小径
    ハリスの小径
    問合せ先:下田市観光協会
    Tel:0558-22-1531

    政5(1858)年夏、ついに日米修好通商条約調印。その後ハリスに病が出る。彼は貿易商でプロの外交官ではなく、国交を開いても朝廷と幕府の行政主権の問題が絡み合い、意図する交渉成果が得られず過ごした日々に疲れが蓄積。この時に登場するのが、唐人お吉であるが、本当にハリスを癒したのはこの小径の景観だった。      

  • 上原近代美術館
    上原近代美術館
    住所:静岡県下田市宇土金341
    Tel:0558-28-1228

    政4(1857)年、江戸城将軍徳川家定(いえさだ)謁見のためハリスが越えた、下田の静かな山間に佇む美術館。本館は、モネやピカソらの西洋近代絵画をはじめ、梅原龍三郎、須田国太郎、川合玉堂、東山魁夷らの日本近代絵画を収蔵。伊豆の山々に囲まれながら、日本の近代の息吹を、絵画とともにゆっくりと味わうことができる。

  • 下田の黒船祭 にぎわいパレード
    下田の黒船祭 にぎわいパレード
    問合せ先:下田市観光協会
    Tel:0558-22-1531
    5

    月に下田海上花火大会を皮切りに始まる黒船祭。最終日のパレードには、音楽隊、サンバやよさこいが登場し、一般参加者も時代衣装を身にまとまって参加。実はアメリカ領事館の下田設置は、3年に満たない。だから下田に記憶が鮮明に残る。苦悩した老中、脇坂安宅がこのパレードを観たら、貂の皮も腰を抜かすに違いない。   

5月、黒船祭で変身、幕末体験!

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