10月、普段着でアートインナガハマ!

2013年4月1日

秋の旅プラン:長浜

10月、普段着でアートインナガハマ!
琵琶湖の北端、沖合に浮かぶ神の島、竹生島。長浜では芸術版楽市楽座が開催。過去と明日を今感じる長浜の旅
  • 葛籠(つづら)尾崎湖底遺跡資料館
    葛籠
    つづら
    尾崎湖底遺跡資料館

    住所:滋賀県長浜市湖北町尾上162
    Tel:0749-79-0407

    底から大正13(1924)年に漁師によって引き上げられた風化を免れた縄文・弥生土器。この遺跡はどこにあって、海底に千年以上眠ることになったのか?鍵は鎌倉時代の乾元元(1302)年に作成された古図「竹生島図」だった。土器を分析し地形を検証し、岬南端の崩落が原因と指摘された。本資料館で、自然による文化財保全が語られる。

  • 竹生島
    竹生島
    住所:滋賀県長浜市早崎町
    問合せ先Tel:0749-62-4111(代)(長浜観光協会)

    倉期の古図「竹生島図」の竹生島は、琵琶湖の北端近く、長浜市の沖合に浮かぶ周囲2kmの断崖に囲まれた島。神の島。琵琶湖の女神、浅井姫命と弁才天が習合する歴史がある。平安期宮廷で詠われ、平家物語の舞台ともなる。その深緑の沈影は、琵琶湖自身に意思があり、人が伺い知れぬ世界が存在する象徴ともされた景観である。    

  • 国友鉄砲の里資料館
    国友鉄砲の里資料館
    住所:滋賀県長浜市国友町534
    Tel:0749-62-1250

    浜は日本の中世を終わらせる。品質が渡来の火縄銃を上回る国友鉄砲を生産した。平和な時代の江戸期、国友一族の一貫斎は、天空を観察する反射望遠鏡を作った。そして月面観測図をつくり、太陽の黒点観測図も精度の高い記録を残した。湖底には古代の刻が保全され、天空には遥かなる刻が記されている。一貫斎の望遠鏡は、今も鮮明に天空が見えるのだ。

  • 長浜芸術版楽市楽座・アート イン ナガハマ
    長浜芸術版楽市楽座・アート イン ナガハマ
    問合せ先:長浜芸術版楽市楽座運営委員会事務局
    Tel:0749-65-0393

    年10月第一土・日曜に、長浜の商店街で開催される国内外の芸術家約300人による作品の展示即売会。テントが並び、思い思いの値段がつけらけた陶器、絵画、工芸品の芸術作品が並ぶ。この長浜の芸術運動の拠点が、市民が資金を負担し、商家を改造したギャラリーシティ楽座。作家の個展や、コンサートが開催され、歴史と現代の刻がかさなりあう。