ケオラデオ国立公園

2013年3月12日

世界遺産+

インド・ケオラデオ国立公園
Keoladeo National Park

State of Rajasthan, 50 km west of Agra
      

ハラジャが保護した稀なる生命(いのち)

      

インド・ラージャスターン州にあるソデグロヅルなど絶滅危惧種や希少種の越冬地。シベリアや中央アジアからの渡り鳥もいる「バード・サンクチュアリ」とよばれるラムサール条約登録湿地で、300種以上の鳥類が生息する。この29km2 に広がる水鳥の楽園は、18世紀にそれまで天然の窪地であったところをこの地の太守マハラジャが川の合流するところに堤防を築き、川から水を満たし、人工的に造った湿地であった。
©2013 UNESCO
  • ンチョウの絶滅を救った日本最大の湿原、面積2万ha近くある。1万年前の氷河期は完全な陸地で、氷河期が終わり海進で浅い湾が出来きて湿原となる。ハマグリなどの貝類の貝塚も湿原周辺には発見。1935年に「釧路丹頂鶴繁殖地」特別天然記念物に指定され、1980年湿地保存の国際条約ラムサール条約の登録地となり、1987年に国立公園に指定。

  • 山後楽園のタンチョウを影から支える里。岡山・総社備中国分寺の北西に、緑豊かな丘陵地を利用して整備されたタンチョウの保護と繁殖を目的にした施設。約3haの敷地内に大小2つの人工池、淡水魚観察コーナー、管理棟のつるの家、研修棟の学びの家、飼育ケージなどがある。学びの家では、展示パネルや写真などでタンチョウについて学べる。

  • 本にタンチョウを思うこころを蘇えらせたセンター。タンチョウの人工給餌発祥の地に1977年にオープンしたタンチョウ観察センターに隣接し、1996年にオープンした。タンチョウの生態や行動などの基本的な研究を行い、タンチョウの保護に役立て、観察センターとともに展示コーナーや映像コーナーで、研究成果をわかりやすく伝える文化施設。

ケオラデオ国立公園

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