タージ・マハル

2013年3月12日

世界遺産+

インド・タージ・マハル
Taj Mahal

Uttar Pradesh, Agra District
      

るく近世化されたインドの霊廟

      

17世紀にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、若くして亡くなった愛妃のために建造した総大理石の墓廟。インド西北部のラージャスターン州から大理石、アフガニスタンからラピスラズリ、スリランカからサファイア、アラビアからカーネリアン、紅玉髄をとり寄せた。そして屋上に三つの宝珠型ドームを戴く上下2層の建築構造は2代皇帝の霊廟から受け継ぎ、白大理石に宝石を象眼し散りばめた幾何学的な装飾は第3代皇帝の城塞から受け継いだ。
©2013 UNESCO
  • 岡・島田、日本一のお茶どころ牧之原台地にある世界のお茶を紹介する博物館。敷地内には奇麗さびの小堀遠州の復元茶室と日本庭園があり、地域の物産も販売する施設がある。奇麗さびは、戦国・桃山期の南蛮貿易や江戸前期の朱印船貿易で渡来のインド更紗などを取り入れる。東京国立博物館所蔵の近江・彦根藩伝来の更紗裂などがそのあそびこころを伝える。          

  • 山・倉敷に、倉敷の実業家大原孫三郎(1880−1943)が、洋画家児島寅次郎(1881−1929)に目利き・収集を依頼したコレクションを展示する美術館として1930年に開館。西洋・近代美術を展示する日本最初の美術館。所蔵品は、西洋美術、エジプトに中近東、中国美術に渡る。東西で文化が影響しあった流れを大観し、近代の西洋美術に臨む。                   

  • 堀遠州も代官をつとめた倉敷の江戸時代の代官所跡地に、明治時代に近代を象徴する紡績工場がつくられ操業がはじまる。美術館は教育事業として位置づけられ、倉紡の病院設立とともに従業員や地域社会への貢献という精神にもとづいて取り組まれた。当館では、日本の紡績産業の歴史と流れとともに、クラボウの歩みが写真・模型・文書・絵画で紹介される。         

タージ・マハル

記事へのコメント欄

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA


会員登録をして、社会遺産学芸員になりませんか?
登録を行うと、こんなことができるようになります。
1.会員限定の記事をご覧いただけます。
2.あなたのお住まいの地域の情報を、サイトで発信できるようになります。
社会遺産学芸員に登録する