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日本の温もりで包まれる菩薩像

日本の温もりで包まれる菩薩像

仏教の多くは、日本では文字、テキストで伝わる。でも文字だけではよく解らない。平安時代も同じ。この仏画に描かれるのは、明けの明星を象徴する菩薩様。無限に知恵と慈悲が収まる「蔵」、データベースから、人の願いを叶える知恵や知識を与える。日の出前の東の空に輝く金星のように、その背景や周囲は、渋い影に包まれます。この色調を日本では、「幽玄」といいます。人間社会と異界、Another Worldとの臨界点に現れる。展示室で、日の出前をイメージしてみてください。この菩薩様が現れる時の空気、感じられます。

日本の温もりで包まれる菩薩像

国宝 虚空蔵菩薩像 (平安時代・12世紀)
東京国立博物館本館2室(国宝室)2018年10月2日—10月28日

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