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長野県

2015年5月29日 • 特集
帝国ホテル ゲストリレーションズ(長野)

成田 恵美(NARITA MEGUMI)

私の故郷は、古くから馬と深い関わりのある長野県佐久市です。長野県は大自然の息遣いを感じることができる豊かな土地です。春には、長い冬から目覚めた大地に香る新緑。夏には、沢のせせらぎが涼しげに響き、秋には、赤や黄に染まる野山が実りのよろこびを知らせてくれます。中でも雄大な日本アルプスが眼前に広がる上高地には上高地帝国ホテルもあり、特におすすめです。
自然豊かな長野で、胸いっぱいに深呼吸して空気のおいしさをぜひ感じてほしいのです。

長野小判弁当箱
弁当箱 うまみを保つ 人の知恵
小判弁当箱の漆は、木の割れを防ぎながら、箱内を密閉せずに呼吸する。
冷めても美味しい!
信州木曽で採れる良質なヒノキを薄く挽き、曲げて作りあげる曲げ物は、軽くて丈夫な器です。よし彦の弁当箱は、ご飯を入れた時に余分な水分を取り除いてくれるので、冷めても美味。表面に漆を塗ることで丈夫さを増し、殺菌効果もあります。先人の知恵が作り上げた、すぐれものの一つです。
logo
有限会社 よし彦
長野県木曽郡木曽町福島5369
TEL:0264-22-2156
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作者未詳

信濃道(しなのぢ)は 今の墾り道(はりみち) 刈りばねに 足踏ましなむ 沓(くつ)はけ我が背(せ)
「信濃の道は、まだ新しく開かれたばかりの道。ささくれた切り株を踏んだりしませんように、靴をお履きなさい、あなた」
この歌が歌われた頃に大和朝廷は、大宝2年(702)から和銅6年(713)の間の10年を超える難工事の末、岐阜県中津川市と長野県下伊那郡阿智村を結ぶ東山道を開通させ、木曽路が通じます。この歌から工夫と思いやりの木曽路の歴史を知ることができます。
 
信州・長野県観光協会
中部山岳地帯を南北に中仙道が貫いて、街道沿いには木曽十一宿で知られる宿場が今でも風情ある町並みを残しています。長峰峠は飛騨(岐阜)と信濃(長野)をつなぐ峠で、別名「木曽街道」とも呼ばれています。開田高原各所から見るのとは一味違った雰囲気の御嶽山(おんたけさん)が楽しめます。山々に囲まれた木曽路は、木曽五木に代表されるように林業の盛んな地でもあり、それらを使った伝統工芸品もたくさんあります。
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