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香川県

2015年3月26日 • 特集

2014 JALスカイアンバサダー(香川・高松)

長尾 亜美(NAGAO AMI)

高松港の赤灯台、通称「せとしるべ」から見える静かな瀬戸内の夕日はいつも私の心を癒してくれます。瀬戸内海に浮かぶ大小の島々を赤く染め、まるで時間が止まっているかのようにゆっくりと沈んでいく夕日。茜色に染まる島のひとつに鬼ヵ島があります。幼い頃、怖さゆえに泣きじゃくって訪れたその島を見つけてはクスっと笑い、懐かしい思い出に浸ることができます。心を解きほぐす、温かく、やわらかな瀬戸内の輝きは高松の魅力のひとつです。

香川組手障子(くでしょうじ)
組手障子 音なく風なく 釘もなし
組手は格子が交わる部分に活かされる技法。釘を使わずに木同士を組み、パーツの組子を一つひとつ組み上げて、麻の葉や菱形などの様々な模様を描き出す。
サステナブルに空間を演出!
平安時代は寝殿造の屏風、鎌倉時代は書院や広間の障子、江戸時代は格子に様々な装飾を加えた障子、と室内の装飾は発展しました。香川では、障子は箪笥とともに、指物(さしもの)店で作られました。組手障子を通した柔らかな光は、時ともに微妙な彩をくらしに醸し出します。
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高松市 産業振興課
香川県高松市番町1-8-15
TEL:087-839-2411
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春日氏(かすがうじ)家 持統期宮廷歌人

柿本人麻呂(660頃-720頃) 

玉藻(たまも)よし 讃岐(さぬき)の国は 国柄(くにがら)か 見れども飽かぬ 神柄(かみから)か 日月とともに 満(た)り行かむ
美しき海藻を産する讃岐の国は、その歴史・文化によるのか、その地の神の素晴らしさによるのか、その貴い景色は天の日や月とともに満ちていく。古代半島や大陸への重要な航路であった讃岐の海は、神々しく美しく、またこの歌の後半に詠われるように、時に生命を奪うような激しさも持つ海でした。
 
香川県商工会連合会
四国の玄関口として発展してきた香川県。日本一小さい県の中に恋人たちの聖地「小豆島エンジェルロード」や、現存する最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居」など見所がぎゅっとつまっています。全国トップシェアの手袋生産や桐下駄、しょうゆ豆に三豊ナスなど、うどんだけじゃない魅力あふれる香川県においでまあせ!
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香川県観光協会
うどんの聖地・香川がアートの聖地に!3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭。舞台となる瀬戸の島々には、今でも鑑賞できる作品が多数残っています。イサムノグチや猪熊弦一郎など世界的芸術家の美術館、丹下健三や安藤忠雄などが設計した建築物も集積しています。アートの聖地へぜひどうぞ!
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